カテゴリー「ブックレビュー」の11件の記事

1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2038ページ

K・Nの悲劇 (講談社文庫)K・Nの悲劇 (講談社文庫)
タイトルと表紙の不気味な絵からは想像もできないほど深い内容だった。エピローグ直前から、泣きながら読んだ。最後の最後に鳥肌が立った。なんという深遠な世界観。高野氏に会ってみたくなった。
読了日:01月20日 著者:高野 和明

出口のない海 (講談社文庫)出口のない海 (講談社文庫)
「永遠の0」を読む前に読みたかった。とは言え、ジンワリと心に染みた。完成したであろう魔球を投げる主人公の姿を想像して、目頭が熱くなった。
読了日:01月17日 著者:横山 秀夫

椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
素晴らしい!TVドラマを見てぜひ原作を読みたいと思い手に取ったのだが、大まかなあらすじを知っているにもかかわらず、作品世界にどっぷり浸り込みながら読めた。おじいちゃんの男気と知子の深い愛(ここまでくると神の領域で「おまえは神か!」と突っ込んでしまう)に涙してしまった。
読了日:01月14日 著者:浅田 次郎

グレイヴディッガー (講談社文庫)グレイヴディッガー (講談社文庫)
頁をめくるごとにドンドン引き込まれていきました。クスッと笑っちゃう場面もちょこちょこあったり、う~むと唸ってしまうところもあったり。最後には思わずホロリときちゃいました。とても楽しませていただきました。
読了日:01月10日 著者:高野 和明

押入れのちよ (新潮文庫)押入れのちよ (新潮文庫)
まぁ・・・。なんていうか…。楽しめましたよ。それ以上でも以下でもないけど(^_^;)
読了日:01月04日 著者:荻原 浩

読書メーター

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12月に読んだ本

12月はあまり読めなかったなぁ・・・(;ω;)

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12月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:703ページ

戦後 歴史の真実 (扶桑社文庫)戦後 歴史の真実 (扶桑社文庫)
丸ごと受け入れることはできないが、大いに考えさせられた。自虐的歴史観は確かにあるし、そもそも歴史上の真実など権力者の都合に合わせて書き換えられるもの。本当のことなど誰もわかりゃしない。当事者以外はね。
読了日:12月23日 著者:前野 徹

午前三時のルースター (文春文庫)午前三時のルースター (文春文庫)
最後まで感情移入できなかった。展開読めたし(^_^;)/でも、ワイルドソウルに繋がる世界観は確かに存在した。
読了日:12月07日 著者:垣根 涼介

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11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3318ページ

ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
前作に比べると衝撃度は劣る。展開が読めちゃったし。でも、白鳥の傍若無人ぶりは健在でそこがうれしい。
読了日:11月30日 著者:海堂尊
ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
読了日:11月30日 著者:海堂尊
半落ち (講談社文庫)半落ち (講談社文庫)
そうきたか。やられたぜ。
読了日:11月23日 著者:横山 秀夫
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)
驚いたのは言葉の使い方。ある意味気取った感じがするが、この作品はこれでよいのだろうな。/白鳥の傍若無人さは伊良部先生に通じるものがある(^_^;) 彼の存在がなければ、平凡な医療ミステリー。
読了日:11月19日 著者:海堂 尊
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
読了日:11月18日 著者:海堂 尊
どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
容疑者の供述が二転三転し、いいかげんうんざりしたよ。んでもって犯人はわからないし(^_^;) 結局インターネットで検索してすっきり。あぁ楽しかった!!!
読了日:11月17日 著者:東野 圭吾
ルパンの消息 (光文社文庫 よ 14-2)ルパンの消息 (光文社文庫 よ 14-2)
まぁ。普通に面白かった。最後の最後に泣かされた。でも・・・。/横山作品は初めて読んだので、他の作品も読んでみよっと。
読了日:11月15日 著者:横山 秀夫
夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
いいわぁ。ほんまにいい本やわぁ。いやぁ、感動したっちゅうねん。マジやで。めっちゃおもろかったちゅうねん。説教くさいわけでもないし、いちびりすぎてるわけでもないし、疲れた心に程よく染み込む白玉あんみつみたいなもんやな。わしの前にもガネーシャ現れてくれへんかなぁ・・・。俺、成長したい。
読了日:11月11日 著者:水野敬也
片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫 み 40-2)
おもしろかったぁ!!ただおもしろいだけではなく、色々考えさせられた。目に見えるものだけを信じて生きることの愚かさに気づいた。実にさわやかな読後感だ♪
読了日:11月07日 著者:道尾 秀介
シャドウ (創元推理文庫)シャドウ (創元推理文庫)
やられました。完敗で乾杯です。ヘビーなテーマなのに飽きさせることなく、ズンズン引き込まれて行きました。心理学、勉強したくなりますね(^_^;)
読了日:11月04日 著者:道尾 秀介

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10月に読んだ本

どれもこれも面白かったっす。

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10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1885ページ

風の中のマリア風の中のマリア
心がぽっと温かくなりました(^-^)
読了日:10月30日 著者:百田 尚樹



変身 (講談社文庫)変身 (講談社文庫)
いやぁ、おもしろかったぁ!見事としか言いようがない。賛否両論あるだろうが、俺はハッピーエンドだと思う。
読了日:10月28日 著者:東野 圭吾

13階段 (講談社文庫)13階段 (講談社文庫)
現行法が問題点だらけであるということがよくわかった。所詮人間の浅知恵で編み出したもの。為政者のおもちゃに過ぎない。/法律を入り口に、国家の在り方まで考えさせられる秀逸な作品。/幽霊人命救助隊も読んだが、高野さんは人の心の深い部分をものの見事に描写する。これからも彼の作品を楽しみにしている。
読了日:10月24日 著者:高野 和明

サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)
上原一郎、リスぺクト!!影響されそうな自分がこわい(^_^;)
読了日:10月21日 著者:奥田 英朗

ボックス!ボックス!
読了日:10月07日 著者:百田尚樹

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永遠の0

51xv3lezdpl__ss500_ 講談社文庫

永遠の0 
著者: 百田尚樹

定価:876円(税別)

「生きて、必ず生きて帰る。妻のそばへ、娘の元へ」
涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくる――。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

「俺は絶対に特攻に志願しない。妻に生きて帰ると約束したからだ」
「真珠湾に参加するとわかっていたら、結婚はしませんでした」
「零戦はかつて無敵の戦士でしたが、今や――老兵です」
「私には妻がいます。妻のために死にたくないのです」
「私は帝国海軍の恥さらしですね」


講談社HPよりコピペ



とある先生からすすめられて読んだ。
その先生はこう言ってすすめてくれた。
「すごい本と出会ってしまいました」
「ぼくは今までなにをやっていたんだろう。。。そう思ってしまいました」

まさに先生のおっしゃった通り、俺もそう思ってしまいましたcoldsweats01

物語は、司法試験を諦めニート生活をおくる現代の青年が自分の祖父の足跡をたどるというスタイルで展開される。
戦友会に連絡し、宮部久蔵という人物を知る元軍人を訪ね歩き、その話を聞くというスタイルで進んで行く。
そして、祖父がなぜ・どのように死んだのか?その真実に辿りつく。

その真実・真相を知ったとき、思わず涙せずにはいられない。
困ったことに・・・
どうにもこらえがたい感情が、腹の底から突き上げてくる。

ここで戦争の是非を論じるつもりはない。
当時の若者たちに同情するつもりもない。
時代だと片付けるつもりも毛頭ない。
ただひたすらに思うのは
「あの時代を真剣に生きた、まさに命をかけて生きた沢山の若者たちに、今という時代が支えられているのだ」
ということ。
そこに思い至るとき、俺はやはり思ってしまうんだ。

俺は今までなにをやっていたんだろう・・・

<注意>
後半の数章はあまり人がいないところで読みましょうweep

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告白 絶叫マシンのような小説です。

告白 湊かなえ
双葉社 定価1400円+税
2009年本屋大賞第1位

久しぶりに書く記事がブックレビュー。
それくらい衝撃的な小説だった。

物語はハッピーエンドでなければならない。
小説にしろ、映画やTVドラマにしろ、ハッピーエンドでなければ俺は手をつけない主義だった。
この物語の内容は様々なところで見聞していたので、意図的に避けていたのだ。
しかし、怖いもの見たさ?でついつい表紙をめくってしまった。
早い話がちょっとだけ立ち読みしたのだ。
そしたら…、止まらなくなった(゚ー゚;
やむなく購入。没頭。
今、まさに読後でPCに向かっている。

最悪の読後感だ。
得るものは何もない。
やはりハッピーエンドじゃない物語に手をつけてしまったことを後悔している。
しかし、反面では絶叫マシンに乗った後のような、怖かったけどハマってしまうような、なんて言うのか…、爽快感?(不謹慎かもしれないが)

誰でも内包しているであろう、心の闇。
これを読むと、自分の中にある闇の部分と向き合うことになる。(俺だけかもしれないが)
殺人=悪  
はたして本当に悪なのか。なぜ悪なのか。悪とは何をもって悪とするのか。

はぁ…
参ったなぁ、もう…

この小説はオススメしません _ノフ○ グッタリ

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ワイルドソウル

いや~、なんだかんだと大変な数日でしたcoldsweats02
特に、久しぶりに風邪ひいてしまって、一昨夜は熱が急上昇upupupshock
何年ぶりに38度をマークし、変なテンションを楽しんでおりました。
やっぱり俺って変態でした…cat



さて、久々のbookブックレビューbook

俺、どんなに忙しくても結構本を読んでる。
寸暇を惜しむにもほどがあるけど、主に運転中の信号待ちが読書タイム。(良い子はマネしちゃだめよcatface
でも、信号待ちの時にまで読みたくなるくらい面白い内容でないとやらないよ。

そんな信号待ち小説をひとつご紹介します。

注意!!ネタバレ大いにあります!!!気をつけろbombbomb



ワイルドソウル(上・下)31683964
垣根涼介著  幻冬舎文庫


ブラジル棄民という言葉を俺は初めて知った。
いわゆるブラジル移民のことを指すが、その移民の中でも特に悲惨な目に合った人々が実在する。

1961年、衛藤一家は当時の外務省のブラジル移民計画に夢と希望を抱きアマゾンへ渡った。
しかしそこは「3代目には猿になる」と言われるくらいの開墾不可能な地獄のジャングルだった。
戦後、口減らしのために日本が行った愚政「棄民政策」の現実をリアルに再現するところからこの物語は始まる。

このプロローグの時点で俺は完全にこの物語に引き込まれた。
こんなことが現実にあったなんてとても信じられなかった。
だから、この後に続く衛藤の息子ケイや、衛藤と同じ移民者の息子松尾らが繰り広げる復讐劇には大いに共感してしまった。

復讐という言葉を使うと、なんだか暗く重苦しいイメージなのだが、ブラジル気質というのか、明るくわかりやすく、なんていうのか…。サンバな復讐なのだよ。
誰も殺さないし、だれも傷つけない。
ケイなんて計画実行中に女を口説いて本気で惚れちゃう。
ベッドシーンのケイの変態ぶりは爆笑ものだ。
この女(貴子)がまたこの物語に大いに関わってくる。
危うく計画そのものが頓挫しそうになるあたり、そしてそれもやむなしと発想するケイの楽観性がサンバそのもの。
棄民政策への復讐という重い内容をここまで軽快に描き切った作者の才能に脱帽してしまう。

異彩を放つのが山本老人だ。
俺は彼の人生を想う時、涙を禁じえない。
彼はどんな思いで生きながらえてきたのだろう。
衛藤と再会を果たしたその瞬間から、彼はすでに命を捨てていたのだろう。
このあたりの心情描写も作者の巧さだ。

失意のどん底にいる衛藤を救ったハサンの言葉を最後に紹介する。

俺はその相手から受けた恩をお前に返す。お前もこの俺から受けた借りをいつかは誰かに返す。そういうふうにして世界は繋がってゆく。

感謝の連鎖。喜びのベクトル。
こういう世界観を俺は魂に刻み込みたい。
そして、実践したい。

この物語は俺にとって単なる娯楽小説に止まらない。
あまりにもつらい史実を基に、人間の持つ弱さと強さと無限の可能性、そして自分以外の存在(他人)との関わり方のヒントを教えてくれた。
あまりに薄っぺらい自分の人生と世界観に気づかせてくれた。

あなたにとっては、どうでしょうね…confident



オススメ度 ★★★★★

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容疑者Xの献身

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遅ればせながら読みました。
本当に面白かった。

TVドラマで有名になった「探偵ガリレオ」が活躍するこの小説、ただの推理小説ではない。
石神という数学者の、どこまでも深い愛情を描いた素晴らしい作品だ。
葉隠の「忍ぶ恋」を地で行くような、ともすれば屈折したとも思える石神の愛情。
俺はこの物語のエンディングで思わず涙してしまった。

これ、あまり人のいないところで読んだほうがいいかも・・・

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終末のフール

4087748030 またもや…、やられました。

伊坂幸太郎著『終末のフール』

巨大な隕石が3年後に地球に衝突、人類滅亡。
そういう状況下で、人はなにを感じ、どう考え、いかなる行動をとるのか。
隕石衝突というバックボーンで綴られた短編集。

最初、ガンかなにかで余命宣告を受けた患者の物語かと思った。
病気で死ぬ=一人の死
隕石で死ぬ=人類の死
この差は大きいよな…
はたして俺なら…、どうするかな…
目前に迫った絶対的な死を、俺は受け入れられるだろうか。

『生きる』とはどういうことなのか。
受動的な『生』と能動的な『生』が確かに存在することを確信させてくれるこの物語。

伊坂幸太郎、恐るべし(^O^)

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ラッシュライフ

61v7hscpw5l__sl500_aa240_ 伊坂孝太郎著『ラッシュライフ

すごいの一言に尽きる。
様々な人間の物語が最後にひとつにつながっていく。
そして読み終わったその後まで、それぞれの人生の主人公達の動向を気にせずにはいられなくなる。

人は(それぞれの人生は)けして単体で存在しているわけじゃない。必ず誰かとつながって、影響し合って、支え合っている。

それを確信させてくれる小説だ。

こんな物語…
初めて読んだ…

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